CMでよく見る「東京ミネルヴァ法律事務所」 が破産

消費者金融会社から払いすぎた利息を取り返す、「過払い返還業務」を手掛けていた弁護士法人「東京ミネルヴァ法律事務所」が、2020年6月24日、東京地裁から「破産手続き」の開始決定を受けた。

負債総額は51億円と弁護士法人としては過去最高額。

今回の東京ミネルヴァの破産は、自ら申し立てる「自己破産」ではなく、債権者が申し立てる債権者破産の形をとっている。申し立て債権者は、川島弁護士が所属する「第一東京弁護士会」。

ミネルヴァの売上は、設立の2012年からの8年度分を平均すると、1年あたり約17億円。ミネルヴァの売り上げの全ては、過払い金返還請求によるものだそう。

これらはあくまで概算だが、川島弁護士によれば、それだけの巨額の金を自由に扱っていた存在がいると、一部週刊誌に打ち明けた。それは、「士業に特化した広告代理店」だという。ここの「児嶋勝会長が、広告戦略だけでなく、実は事務所の経営も取り仕切っていました」との報道が出た。

この児島会長の誕生日会では、「DA PUMP」のメッセージ映像が流れ、特にISSA氏は、会長とは「サウナ仲間です!」と話していたという。これに対し、「DA PUMP」の所属事務所はこう答えた。

「一昨年、関係者の紹介で児嶋さんとの関係ができました。たしかにISSAはサウナで一緒になることはありますが、プライベートのお付き合いはない。児嶋さんサイドから“誕生日おめでとうコメント”を、と打診があったので、協賛していただいた関係上、メッセージを出させていただきました。それだけです」(デイリー新潮より引用)

他にもフジテレビの実力者や、有名アナウンサーらと、親しくしており、フジのイベントにも参加していたとか。

この児島氏、実は、あの「武富士」の出身で、なんと脱税で有罪判決を受けたこともある、との一部報道もある。

弁護士事務所と、脱税の前科がある広告代理店会長の奇妙な関係。まるで真逆に見える両者が結びつき、今回の破産により、本来、過払い金をもらい受けるはずだった被害者らに、お金が戻らない事態となった。

一体、なぜ、悪しき関係を絶てなかったのか。被害者らはどうなるのか。(編集部)

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